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 爽菜農園は、お隣芳賀町の「ドンカメ」と共に、2016年からJICAの草の根支援事業を受けて、東ティモールにて技術支援をしています。
 ドンカメは、町の生ごみを集め堆肥を作り、その生ごみを地元の農家に使ってもらい、その農産物は学校給食へ、そして給食の生ごみは再び堆肥になり、、、、と、循環の町を作りあげた会社です。
 東ティモールでは、
 1.ゴミの分別とリサイクル事業
 2.有機稲作技術支援事業
 3.有機野菜技術支援事業
 4.平飼い養鶏技術支援事業
などの活動をしています。
 
 当初、ゴミは分別されず、収集所にすべてのゴミがごちゃ混ぜに捨てられ、回収するのも大変、雨が降れば汚水が周りに流れて悪臭が、集めたごみは山に捨てて燃やすなどの状態から、ゴミステーションを作り、分別収集を徹底し、リサイクルできるゴミは町のリサイクル業者へ販売などのシステムを作り、国から環境衛生都市の表彰も受けました。
 
 今までやったことの無いゴミの分別を始めてやるのは大変な事です。
 小さな自治会ごとに、ゴミの分別についての説明会を開いたり、小学校や中学校などで、ゴミ分別の紙芝居を見せて、ゴミを分別回収することにより、健康被害の軽減や環境保全、生ごみが堆肥になることなどを説明して回りました。

 
 
 田んぼに稲の種をばらまきし、それを間引いたり除草しながら育てるという原始的なやり方だった稲作。
 塩水選、温湯消毒などの種の選別から、育苗、条植え、水管理、初期除草などの有機稲作の基本技術を丁寧に実践を交えて教えました。
 なんども講習会を開いたり、日本に来てもらい研修を受けてもらったりして各地の農民や普及員に技術を取得してもらいました。

 
 雨季と乾季のある気候で、雨季でもトマトなどの野菜を栽培できるように、雨よけハウスでの野菜栽培も含め、総合的に様々な野菜の栽培技術を、4か所のモデル地区を設けて技術移転しています。
 今までやったことの無かった、育苗用土の準備から、ポットでの育苗、苗の管理、定植など、良い苗を育て、畑を有効活用し、定期的に学校給食に野菜を提供したり、市場で販売できるようにしていきます。
 
 
 家畜は基本放し飼いですが、安定して販売し、収入を得るために、鶏舎を作り、止まり木や産卵箱など、日本式の平飼い養鶏の技術を普及しています。熱帯なので、鶏舎が暑くならないように風通しを良くしたり、日中は外運動場で草をたっぷり食べたりできるように、その土地にあった平飼い方法で、卵と鶏肉を安定的に販売できるようにしていきます。
 
旬の野菜 爽菜農園(そうさいのうえん)     小野寺 徹・幸絵
〒321-3412    栃木県芳賀郡市貝町田野辺392 
電話・ファックス 0285-68-5333   e-mail sousainouen@gmail.com

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