2015年2月7日(土)に、「ニワトリのいのちをいただくワークショップ」を開催しました。爽菜農園にとってはわりと「日常」のことでもあり、またこういうイベントは、教えなくちゃとか、伝えなくちゃとか、命について考えなくちゃとか、肉を食べているんだから誰でも見るべきだとか、押しつけがましくなったり、重くなったりしがちなので、イベントにしにくく、だからこそ爽菜農園独自のイベントとしても開催したことはなかったのですが、今年の研修生君が、何年も自然学校で働いて培ってきた手腕を発揮して、「自分で考える、自分で消化する、その上で共有できるところは共有する」というような、堅苦しくもなく重すぎない、よいイベントとなりました。その様子を紹介します。
 爽菜農園の今年の研修生「じゅん君」です。初めに全体の流れを説明します。
 参加者多数で、あっという間に定員に達した、やはりみなさん興味深い内容なのですね。
 全体の流れを説明した後に、簡単な自己紹介と、このイベントに参加した思いを少し話しました。
 解体に入る前に、爽菜農園の暮らしと有機農業の紹介を。踏込温床についてお話しました。
 それから、鶏舎の見学。ニワトリのことは、私も飼うまでしらなかったことだらけで、話し始めたら話題は尽きませんよ〜。
 いよいよ解体です。小学生の男の子たち、積極的に参加していました。
 家族そろって参加の方もいらっしゃいました。お父さんも子供も真剣です。
 鶏のおなかの中から出てきた卵です。
 解体と同時に、お昼の準備。鶏ガラスープに野菜たっぷり入れた汁と、お釜でご飯を炊きます。
 内臓も解体。砂肝には、本当に砂が入っているのです!歯の無いニワトリが、内臓で食べ物をすりつぶし消化するためです。
 羽と皮がなくなれば、もうそれはみなさんの知っているお肉になります。
 レバーや砂肝、ハツなどおなじみの内臓も新鮮でおいしそうです。
 みなさんが手伝ってくれたおかげで、ご飯もバッチリ、おいしく炊けました!
 鶏のお肉は、みんなで包丁でたたいてミンチにして、肉団子にして、スープに入れました。
 みんなで解体し、お料理したお肉を「いただきます」。
 食卓には、爽菜農園のくろうどんのはいった肉団子スープ、おにぎり、そして手作りコンニャクに、自家製たくあん、隣町の天然酵母のパンも並びました。
 あたりまえの「ごちそうさまでした」にも、心がこもりますね。食後には、みんなで紙に自分の気持ちを書き出し、思いを表します。
 最後に集合写真を撮りました! いいお天気でよかったですね!
 終わった後にちょっとだけ別のワークショップを。アートセラピーなどをやっている協力隊の友人が、鶏の内臓の胆嚢の緑色が美しすぎるので、思い出に残したいと、それで絵や文字を書くことを提案しました。
 ニワトリ解体には消極的だった子供もいましたが、こちらには興味深々。ニワトリの足を使って、内臓の絵の具で今日の思い出を描きます。
 こんなおいしい差し入れもありました。出すのが遅くなり食べられなかった方すみません。また、おいしすぎて写真を撮り忘れているうちに、これだけになってしまいました。
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