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 手作りコンニャクって食べたことありますか? ここ栃木県市貝町とその隣茂木町の山間部では、コンニャクを栽培している農家さんがいたり、家庭菜園で栽培して、自家製コンニャクを作る人がいたりします。特に、以前住んでいた市貝町の北部地区では、普通にコンニャク作りする人が周りにたくさんいて、時々お手伝いしている芝ざくら公園のお蕎麦屋さんでも手作りコンニャクを使ったお料理を、お蕎麦のお供の小鉢として提供したりしていて、コンニャク作りがわりと当たり前の環境だったのでした。

 そして分けていただいたコンニャク芋を栽培し、、私も毎年冬になるとコンニャクを作るようになりました。手作りコンニャクは何と言っても味と食感が良くて、市販のコンニャクって何でできているんだろうと思ってしまいます。

 またあまり地元の農家さんの悪口のようなことは言いたくないのですが、ちょっとこっそりお話ししますと、コンニャクってものすご~~~くたくさんの農薬を使って栽培しています。だからぜひ機会があったら、自分で栽培したコンニャク芋でコンニャクを作ったり、知り合いの農家さんに無農薬でコンニャク芋を栽培してもらったり、無農薬のコンニャク芋をゲットしたりして、コンニャク作りに挑戦してみて下さい。
 やりかたはそんなに難しくないんです。ただ20分静置するとか、30分ゆでるとか、各過程に時間がかかるので、農家としては雨の日に何か事務仕事しながらコンニャク作りするとかっていうのがぴったりかな~。

 コンニャクを固める炭酸ソーダや、貝殻焼成カルシウムなどは、薬局やネットで手に入ります。つまりアルカリで凝固させるのだと思うのですが、昔は草木灰を使っていたそうで、ちょっと草木灰のコンニャク作りも興味あり、作り方の書いてある本も持っているのですが、今の所まだ挑戦してはいません。
 
 コンニャクの地上部です。都会ではめったに見ること無いかもしれませんが、この辺りはコンニャクの産地なので、広大なコンニャク畑を見ることができます。  これがコンニャク芋。親指大の小芋から育てると、このくらいの大きさに育つまで3年くらいかかります。4年物、5年物などになってくるともっともっと大きくなります。  コンニャク芋をタワシなどで良く洗います。手がかゆくなるので、全行程ゴム手袋を忘れずに。芋の皮を多く残すと黒っぽいコンニャクに、皮を綺麗に剥くと白いコンニャクになります。
 真ん中の芽の部分は少しくぼんでいるので、土が残りやすいので、念入りに洗い、切り分ける時に芽のあたりは取り除きます。  コンニャク芋を卵大に切り分けて、ゆでます。水からゆでてコトコト煮ながら、竹串が通るくらいの柔らかさになるまでゆでます。  ゆであがった芋はザルにあげて水を切ります。すでにちょっとネバネバしています。私は一度にたくさんゆでて、1キロずつ袋に入れて冷凍しておき、使う時は冷蔵庫で半解答してから使っています。
 1キロのコンニャク芋に対し、3.2ℓのお湯を用意し、コンニャク芋とお湯を少しずつミキサーに入れてなめらかになるまで撹拌します。撹拌が終わったら大きな鍋にそれを入れていきます。  全部のコンニャク芋とお湯を使い切ったら、鍋を火にかけて、焦げ付かないようにシャモジでかき混ぜながら、全体に火が通ってフツフツしてくるまで加熱し、そのあと20分静置します。  20分後、炭酸ソーダ25gを200ccのぬるま湯で溶いてそれを一気に鍋のコンニャクにかけます。そして素早く全体にかき混ぜます。最初一度バラバラになりますが、手で良く練っているうちにまとまってきます。
 後で切り分けやすいようにタッパーなどに入れて、また20分静置します。この時点ではまだ固まりません。タッパーに入れる時にゴム手袋の手のひらを水で濡らしてコンニャクの表面をなでると綺麗に平らになります。  大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かします。タッパーに水を入れて包丁で好みの大きさに切り分けます。形が崩れないようにそうっとコンニャクを取り出して、沸騰したお湯に入れて、鍋の底にコンニャクが焦げ付かないように時々混ぜながら20~30分煮てあく抜きします。  手作りコンニャクはホントにおいしいですよ~。1キロのコンニャク芋から4キロのコンニャクができますので、食べ放題、おすそ分けし放題。
出来たコンニャクは、冷めたらゆで汁ごとタッパーに移して冷蔵庫で1週間くらいは保存できます。刺身コンニャク、田楽、炒り煮などお好みで。
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