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有機農業のお話
その1 その1
 世の中には有機農業と一言で言っても、いろいろなやり方があります。あまりにいろいろありすぎるので、5年前に政府が法律を作り、「3年以上化学合成農薬、化学合成肥料を使用しない畑でとれた農産物」を第3者機関に検査してもらい、認証を受けた農産物が「有機」と表示ができることになりました(ちなみにさちえは検査員もやっています)。
 しかし、これにはまだまだ本当の「有機」というには足りないところがあります。
 まず、「有機」とはなんなのでしょうか。「有機」とは「無機」に対してできた言葉で、「無機」というのは鉱物などの生命の無い物質の事です。だから、それに対する「有機」というのは、生命が存在するという事です。それなのに、法律で定めた「有機」では生物農薬なら使用する事ができますし、ビニールマルチやビニールハウスも使用する事ができます。生物農薬も畑や田んぼから害虫駆除という目的で生命を奪うのは同じです。そしてビニールハウスやビニールマルチ、防虫ネットなどで、虫や草が侵入できないようにした畑は野菜以外の生命を拒絶しています。
 本当の有機農業とは、たくさんの生命がバランスのとれた状態で、農産物も、虫も、それを育てる人も共生して健康的に永続的に農業ができることではないかと思います。
 また、「有機肥料」を海外から輸入したり、同じ日本でも遠くから肥料を買ってくるひとがたくさんいます。有機農業のもう一つのポイントは、「永続的、循環的」ということです。自分の畑やその周りの山、地域内にある落ち葉やワラ、家畜糞、時には生ゴミなど、自分の圃場内または近くで手に入るもを材料に、どこにでもいる身近な微生物で自然に醗酵してできた肥料を畑や田んぼに入れて豊かな土を作っていく、圃場内・地域内循環型が理想だと思います。
 自分の周りに自然にあるもので肥料を作り、それが作物を育てる。作物の残渣(野菜クズや米ぬか、籾殻、ワラなど)は家畜の餌や敷きワラに使いそれが再び糞となって肥料の材料になる。 そんな理想に近づけるように爽菜農園は今日も頑張っています。
 
旬の野菜 爽菜農園(そうさいのうえん)     小野寺 徹・幸絵
〒321-3406    栃木県芳賀郡市貝町塩田976 
電話・ファックス 0285-68-5333   e-mail jaiko@sage.ocn.ne.jp


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